Updated on: 2017-06-16
セミナー中に開発環境としてUbuntu Linuxを利用します。そして、Ubuntu Linux上でROSを利用します。本ページではUbuntu LinuxとROSのインストール方法を示します。
下記URLからUbuntu Linux 16.04のインストールイメージをダウンロードする
寄付することは可能だが、必須ではない。
以下の画面になったら、ダウンロードが自動的に始まる。
Windows、Mac OS Xの場合:https://unetbootin.github.io/
ページ中の、Live USB作成に使用しているPCのOSを選択してください。
Linux (Debian/Ubuntu) の場合: 下記コマンドを実行
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$ sudo apt-get install unetbootin
事故防止のため、使用しないUSBメモリや、メモリーカードを取り外し、使用するUSBメモリのみを接続します。使用するUSBメモリは、ファイルが入っていない、空の状態にして下さい。
Live USBを作成するPCとUbuntuをインストールするPCが別でも構いません。
ダウンロードした unetbootin-windows-???.exe(Windowsの場合)を実行します。
下記、「WindowsによってPCが保護されました」画面が現れた場合は、「実行」ボタンをクリックしてください。
また、下記のユーザアカウント制御画面が現れた場合、「はい」をクリックしてください。
UNetbootinの画面で、「ディスクイメージ」を選択し、「…」ボタンをクリックして先ほどダウンロードした、ubuntu-16.04.2-desktop-amd64.iso
ファイルを選択します。また、「スペースは、リブートしてもファイルを維持するために使用」欄に「4096」と入力し、「ドライブ」欄で、使用するUSBメモリのドライブ名を選択します。内容を確認後、「OK」をクリックしてください。
完了まで、しばらく待機します。(USB2.0の場合10分以上、書き込み速度の遅いメモリだと30分程度かかる場合があります。) 下記の「永続性を設定する」画面で、応答なしと表示される場合がありますが、正常に動作していますので、そのまま待機してください。
下記画面が表示されれば、「Live USB」の作成は完了です。終了をクリックして下さい。
Live USBから起動するためのBIOSの設定を行います。
セミナーで使用するPCの電源を切り、下記の手順で作成したLive USBを接続した状態で起動します。起動時に、BIOS設定画面に入ります。PCのメーカー毎に入り方が異なりますので、マニュアル等で確認してください。図はAcerの例です。
BIOS設定画面に入ったら、起動順(Boot order, Boot priority)の設定で、USBメモリが最優先になるように設定します。 (表示は使用しているPCおよびUSBメモリのメーカーによって異なります。)
設定を保存して再起動します。
Live USBをパソコンに接続し、パソコンの電源を入れます。
以下の画面が表示されます。言語を選択してください。
「Ubuntuをインストール」を選択しインストール手順を開始します。画面に出る説明に従ってインストール手順を続いてください。
以下の画面に届いたら、「ディスクを削除してUbuntuをインストールする」を選択してください。
インストール後、LiveUSBを外してパソコンを再起動すると以下の画面が現れます。これでUbuntu Linuxのインストールが完了です。
ROS Kinetic Kameをインストールします。
ROSをインストールするために、以下のURLで書いてある手順に従ってください。すべてのデスクトップ環境のインストールを行ってください。
以下はインストールコマンドの概要だけです。上記のページにご参照してください。
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$ sudo sh -c 'echo "deb http://packages.ros.org/ros/ubuntu $(lsb_release -sc) main" > /etc/apt/sources.list.d/ros-latest.list'
$ sudo apt-key adv --keyserver hkp://ha.pool.sks-keyservers.net:80 --recv-key 421C365BD9FF1F717815A3895523BAEEB01FA116
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install ros-kinetic-desktop-full
$ sudo rosdep init
$ rosdep update
$ echo "source /opt/ros/kinetic/setup.bash" >> ~/.bashrc
$ source ~/.bashrc
$ sudo apt-get install python-rosinstall
確認のため、新しい端末を起動して、下記を実行してください。
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$ printenv | grep ROS
下記が出力されたら、ROSのインストールが完了しました。
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ROS_ROOT=/opt/ros/kinetic/share/ros
ROS_PACKAGE_PATH=/opt/ros/kinetic/share
ROS_MASTER_URI=http://localhost:11311
ROSLISP_PACKAGE_DIRECTORIES=
ROS_DISTRO=kinetic
ROS_ETC_DIR=/opt/ros/kinetic/etc/ros
最後に、本セミナーに必要なパッケージをインストールします。以下のコマンドの実行によってインストールを行ってください。
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sudo apt-get install ros-kinetic-moveit-*
sudo apt-get install ros-kinetic-dynamixel-motor
sudo apt-get install ros-kinetic-usb-cam
以上、開発環境の構築が完了しました。